BASICインタプリタ

初期のマイクロコンピュータは、アセンブラでは多くの人にとって敷居が高く、各種のコンパイラを使う言語ではマイクロコンピュータの性能や容量が問題となることから、手ごろな性能やメモリ容量で利用が可能なBASICインタプリタと不可分な関係で普及発展していきました。

6502は様々なパーソナルコンピュータのMPUとして採用されたため、当時の主要なプログラミング言語であったBASICインタプリタも様々なものが提供されています。

今は、それらのBASICインタプリタのソースコードがインターネット上に公開されており、自分のマシンに移植して利用することができます。

6502-CORE でも、様々なBASICインタプリタを移植して使用することができますが、ここでは、6502-CORE に移植済みですぐに利用できるBASICインタプリタを2つ紹介します。

なお、当時のパーソナルコンピュータは、アルファベットは大文字しか入力・表示できなかったため、当時のBASICインタプリタも大文字のコマンド、文、関数、変数などしか解釈できません。小文字で入力されたプログラムは解釈・実行できずエラーとなります。

そこで、ここで紹介する移植版のBASICインタプリタでは、アルファベットの入力はシフトキーやキャップスロックの状態にかかわらず、すべて大文字で入力されるように構成しています。

BASICインタプリタのソースコード

6502は様々なパーソナルコンピュータのMPUとして利用されたため、それらのパーソナルコンピュータのメーカーから製品として提供されたBASICインタプリタや、オープンソースで提供されたBASICインタプリタなど、たくさんの実装があり、それらのソースコードを入手することができます。

それらの中でも、6502-COREに移植されているBASICインタプリタを紹介します。

OSI 8K BASIC

APPLE II BASIC(のサブセット)

APPLE-1 BASIC

これらの中でも、OSI 8K BASICのソースコードが提供されている[Create your own Version of Microsoft BASIC for 6502]とそのGitHubは強烈で、6502を使用したパーソナルコンピュータ用の8種類のBASICインタプリタを作成できるソースコード群が提供されています。また、様々なオプションがあり、それらを個別に設定すると、膨大な種類のBASICインタプリタを作成することができます。

あなたも、自身の要求に合ったカスタム版のベーシックインタプリタを作成することができます。